予防注射 2005年
アフリカ・ケニア編


【参考サイト】
東京検疫所 検疫課内の【海外旅行へ行かれる方への予防接種】
予防接種料金・予防接種の間隔一覧表が掲載されています。

成田空港検疫所内の【海外旅行をする人へ】
各予防接種の回数・対象者について詳しく掲載されています。

厚生労働省検疫所内の【海外渡航と予防接種】
海外渡航で検討する予防接種の種類の目安の一覧表が掲載されています。


【参考資料】
・東京検疫所のHP
・地球の歩き方 東アフリカ '04-'05


【私の予防接種スケジュール】
2005/6/7 東京検疫所
        破傷風1回 (3500円・証明書なし) / 黄熱(8530円・証明書込み) 
        合計12030円 
        事前に本人による予約が必要
        収入印紙を郵便局で購入し、印紙とボールペンなどの筆記用具を
        持って東京検疫所へ
        予約時には簡単なカウンセリング
        (妊娠していないか、アレルギーはあるかなどの問いに答える)
        名前・生年月日・渡航する国の名前などを伝えます。

        当日は印紙を持って庁舎へ。※印紙は庁舎1Fで購入可能
        申し込み書3枚を記入し、印紙を貼って受付に提出。
        その場で待機し、名前を呼ばれると奥の部屋へ案内され、
        順番に予防接種を受けることが出来ます。
        接種が終わったら、イエローカードを貰って終了。

        

食べ物・水 虫から媒介 その他
腸チフス・パラチフス
A型・E型肝炎
コレラ・赤痢
食中毒
経口寄生虫疾患
黄熱
マラリア
デング熱
トリパノソーマ症
リーシュマニア症
フィラリア症
B型肝炎
破傷風
狂犬病
エイズ

    
感染源 病名 症状 予防法
昆虫から マラリア
Malaria
3日熱マラリア・4日熱マラリア
熱帯熱マラリア・卵型マラリア
とあり潜伏期間も10〜30日と様々
予防接種を受けておく

とにかく蚊に刺されないように注意し努力する
黄熱病
Yellow Fever
潜伏期間は通常3〜6日間
突発的に高熱・吐き気・嘔吐・筋肉痛・頭痛を引き起こす可能性あり。
最悪の場合死にいたるケースも
予防接種を受けておく

とにかく蚊に刺されないように注意し努力する

マラリアについて■
マラリアとは、マラリア原虫(寄生虫)を持つハマダラカ属の蚊に吸血されることで感染します。
マラリアには4つの種類があり、更にその中でも「良性」と「悪性」に分類されています。

良性
三日熱マラリア、卵形(らんけい)マラリア、四日熱マラリアがあり、 危険度は低く死亡することはまずないとされています。

悪性
熱帯熱マラリアがあり、 感染した場合には症状が重く、早期に治療しなければ生命の危険性があります。

予防法としては、ワクチンはありませんが予防薬はあります。
ただ、予防薬は必ずしも100%効果があるわけではありません。
気分が悪くなるなど副作用も強く、 服薬する際にはいくつか注意点があります。
予防薬の服薬を進めないところも多いのです。

黄熱病について■
黄熱病は蚊によって媒介されるウィルス性の感染症のことです。
黄熱病の予防接種は、 ケニアに入国する際に義務付けられている訳ではありません。
ケニアを黄熱病の汚染国と指定している 第三カ国(モルディブやシンガポール等)へ ケニア・タンザニア帰りに
入国する際に、黄熱病の予防接種の 国際証明書(イエローカード)が要求されています。

しかし日本は両国共に黄熱病の感染国として指定していない為、 日本との単純往復の場合は基本的に不要とされています。
義務ではないので、予防注射を受けるかどうかは個人で判断しなくてはなりません。

    
感染源 病名 症状 予防法
皮膚から 破傷風
Tetanus
潜伏期間は4〜20日程度
外傷により破傷風菌が直接体内に入り
込むことでおこる。
破傷風菌が出す毒素により神経が麻痺
してしまう。致死率のきわめて高い疾患
予防接種を受けておく

怪我をしないよう
注意し努力する
狂犬病
Rabies
噛まれた箇所にもよるが2〜3週間から
数ヶ月に及ぶことも。
犬、猫、コウモリ、狐、アライグマ、猿などによる
咬傷により唾液から人などに感染する。
頭痛・不穏や不眠などに陥る。
いったん発症すると致死率はほぼ100%
予防接種を受けておく

狂犬病の注射を受けていない犬が多いためむやみに近づかない

破傷風について■
破傷風は土中や動物の糞便中に認められる破傷風菌によっておこる急性感染症です。主な症状は筋肉の痙攣。
痙攣性の収縮が極めて激しいので、症状が重い場合、筋肉が裂傷を起こしたり、脊椎の圧迫骨折が起こることがあります。

破傷風菌は酸素のない場所で発育する菌です。世界中で発生が見られており、年間約五万人の死亡原因と言われています。
菌の発生する毒素は強力な神経毒で、現在でも致死率の高い細菌感染症のひとつです。 

破傷風の予防接種は、乳児期の一連のDPT接種(ジフテリア・百日咳・破傷風)=いわゆる三種混合
で開始されているので、ほとんどの方が破傷風の摂取を受けているはずです。

有効期限は10年間とされているので、最後に破傷風の摂取をいつ受けたかを母子手帳などに残っている
記録などから確認しておくといいでしょう。 最後の予防接種が10年以上前であれば追加接種を受けたほうがいいとされています。

追加免疫として10年間隔で1回接種することが望ましいとされています。

    
感染源 病名 症状 予防法
飲食物から コレラ
Cholera
潜伏期間は短く、長くても1週間以内とされている。
病原菌はビブリオ・コレラ菌O1、ビブリオ・コレラ菌O139。コレラ毒素による急性腸管感染症。1日数回の下痢、人によっては嘔吐もある
不潔な手指、生魚、生水による感染が多いのでこれらを口にしない
A型肝炎
Hepatitis A
A型肝炎ウィルスに汚染された飲食物をとることで感染する。
潜伏期間は15〜50日、平均28日で、38度以上の急激な発熱から発症し、全身倦怠感、食欲不振、悪心嘔吐、黄疸など。重症例では、1ヶ月以上の休養が必要。
加熱した飲食物をとることで,かなり防げる。
食器などが汚染されている場合もあるので,食器の衛生状態にも注意を払う

情報は2005年5月現在のもの          
東京検疫所 〒135-0064 江東区青海2丁目56番地 (東京港湾合同庁舎)
TEL : 03-3599-1515

前日までに、本人による予約必要。
接種項目:黄熱,コレラ、ペスト、急性灰白髄炎(ポリオ) A型肝炎、狂犬病、
      日本脳炎、破傷風 ジフテリア、麻疹(はしか)
接種日:火曜のみ (祝祭日を除く) 集合時間:黄熱 14:00
       そのほか 15:00
費用:\8,530-

アクセス:ゆりかもめ 新橋駅から「テレコムセンター駅」・徒歩5分
日本検疫衛生協会 東京診療所 〒100−0005 千代田区丸の内1-8-2 (第一鉄鋼ビル5階)
TEL : 03-3201-0848

前日までに、本人による予約必要。

接種日:月〜金:14:00集合 / 土曜9:00集合。
日・祝祭日は休業
費用:¥8,600-

アクセス:JR東京駅の八重洲北口を出てまっすぐ進む。
通りまで出てきたら左に曲がる。 ※道路は渡らない。
郵便局に向かってまっすぐ歩くと「鉄鋼ビルディング」というビルが見える。
その建物のの5階。
成田空港検疫所 〒282-0004 成田市古込字古込1番地1 (第2旅客ターミナルビル内)
TEL : 0476-34-2310

前日16:00までに、本人による予約必要。
接種種目:黄熱、破傷風、A型肝炎、日本脳炎、ポリオ、ジフテリア、狂犬病、
      麻疹、コレラ、ペスト

接種日:毎週火曜・木曜日 13:30〜14:30
費用:\8,530-


黄熱病の予防接種は接種後10日目より有効とされていますので汚染指定国入国日の前日から
さかのぼって数えて接種します。

また検疫所では接種後安定するまでの期間として3週間をすすめています。
黄熱病は生ワクチンで、1度受けると他の接種が1カ月できなくなりますので注意が必要。
2種類以上のワクチンを日をずらして接種する場合には注意がひつようです。
不活性ワクチン(A型肝炎ワクチン等)及びトキソイド(破傷風ワクチン等)接種は1週間以上あけること。
生ワクチン(黄熱ワクチン等)接種の場合は、4週間以上の間隔をあけること。 黄熱病の汚染地域に滞在または通過後6日以内に入国する旅行者は 予防接種証明書(イエローカード)の提示を求められることがあるので、受けたほうがいいと 薦めるサイトやガイドブック、旅行会社は多いのでよく確認する必要がある。 黄熱病予防接種の有効期限は接種後10日〜10年間とされているが 医師によっては15年と言う人も居るらしい。 ただしイエローカードの有効期限は10年間とされています。 破傷風のワクチンは1回では不十分なんだそうです。最低でも2回といわれていますが 私の場合、話を伺ったところ1回でOKと言われました。 1回目と2回目の間隔は14日以上。 有効期限は2〜3年と先生には言われました。 3回接種すると、10年ほど有効だそうです。 ■予防接種■ 予防接種に関する一覧表が掲載されています。 予防接種の接種間隔や有効期限などをこちらのサイトで参考にするといいでしょう。 表示されたページの左側にメニュー画面が出てきます。 その中の■予防接種の間隔を参考にされるといいでしょう 私の個人見解としては、上記一覧表にもあるような食べ物やその他による病気に関しては ある程度自分で予防・回避できるので、今回の旅行に関しては黄熱・破傷風の予防接種を 受けることにしました。 当サイトでは予防接種に関して独自の判断で比較・接種をしました。 このコンテンツを参考にしたことによって起因する障害・事故・結果・内容の全てに おいての責任を管理者は一切負いません。 全て自己責任で確認・判断・行動して頂くことをご了承願います。